ペプチドと化粧品
ペプチド化粧品は、アンチエイジングを謳う基礎化粧品に代表されるものです。
これらの化粧品に使用されているペプチド成分には、実に多くの種類があります。
そのひとつである「パルミトイルペンタペプチド-3」は、「マトリキシル」とも呼ばれます。
皮膚に実際に存在しているコラーゲンを構成しているアミノ酸のことで、皮膚に浸透しやすく、線維芽細胞に働きかけてコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の合成を刺激します。
その結果、シワを修復するだけでなく、シワができにくい弾力性のある肌質へと肌を改善します。
皮膚の弾力を向上させ、加齢による肌のたるみを改善するために最適な成分であるということができます。
また、「アセチルヘキサペプチド-3」という成分もあります。
こちらは「アルジルリン」とも呼ばれています。
この成分の効果は、ボトックスとして知られるボツリヌス菌毒素注射によるシワ取り効果とよく似ています。
この成分は目尻の笑いジワ、眉間のシワなどの表情によってできてしまうシワに有効です。
なぜならこのような表情ジワは、コラーゲンの減少ではなく、筋肉が緊張することによってできるものですので、筋肉の収縮を制御している神経伝達の経路に働きかけるペプチドが筋肉を弛緩させることによって、シワを作らなくするのです。
ペプチドはボトックスより安全性が高いとされているため、多くの化粧品に含まれるようになりました。
ペプチド化粧品は肌の持つ生来の能力を活かし、安全な成分を用いているために、これからも需要を伸ばしていくことが予想されています。
正しい知識に基づき、自分の求める効果をもつ成分を含んだペプチド化粧品を選ぶことが良いでしょう。