ペプチドと医薬品
[スポンサードリンク]
ペプチドはたんぱく質と関係が深く、たんぱく質がアミノ酸に分解されるときにできるものです。
タンパク質そのものよりも、アミノ酸に近い存在となっているものです。
ということは、実際に消化される時間も短縮されて吸収が早く、胃や腸にかかる負担が小さくなります。
ペプチドを利用したペプチド医薬品が、現在注目されています。
ペプチド医薬品の最大のメリットとしては、その安全性を挙げることができます。
ペプチドは体内でも活躍しているものですから、医薬品特有の副作用が少ないものとして、理想的なものであるということができます。
ペプチド医薬品の代表的なものとしては、糖尿病の治療薬として使われているインスリンが挙げられます。
これは膵臓で分泌されるホルモンです。
医薬品として安全性の高いペプチドですが、入手が困難であること、構造そのものが複雑であることから、医薬品としての表舞台に出ることが難しいというところが現状です。
それでも遺伝子レベルからの化合物としての研究が進み、徐々にですが、ペプチドは抽出しりだけでなく、作ることができるという時代に変わりつつあります。
人間のペプチドはほかの動物とは微妙に違うため、人間以外のペプチドは医薬品として利用することができないものでしたが、遺伝子工学によって、微生物からペプチドを作る「合成ペプチド」の研究も進んでいます。
医薬品としての高い安全性もありますので、ペプチド医薬品は「21世紀の薬」として、さらなる発展が期待されています。